農業

標準的なお米作りと多年草化のお米作りの違い

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稲の多年草化

昨年知った「稲の多年草化」写真をみると稲の親分と云うか、葦のこどもと云うか、分けつしまくりの大きな株にびっくりです。毎年種まきから始まるお米作りの労力が6割から7割減になりそうな栽培でとっても興味を持ちました。
そして、なんと長野でその講演会があると云うので早速参加しました。 合資会社大家族の小川誠さんは素朴で芯のしっかりした方で包み込むようなお話をされました。


目次

  1. 稲の多年草化は誰でも出来るのか?
  2. 標準的なお米作りと多年草化のお米作りの違い
  3. 稲の多年草化するためにはどんな環境が必要か?
  4. 稲の多年草化の可能性

【稲の多年草化は誰でも出来るのか?】

肝心要の水が一年中確保出来る田があれば、誰でも出来ると思う。 ただ、この水の確保が一番難題。 (管理組合や水利権があって勝手に水を流せない)
そうそう、小川誠さんのお話を聞いて、稲の多年草化を実現するには「心持ち」が一番重要な事に感じました。
【標準的なお米作りと多年草化のお米作りの違い】
標準的なお米作りは 春、種まきをして苗を育てて、育苗している間に田起こししてから田に水を入れ、代掻きして田に水を貯める 初夏、田植えをしてから雑草が生えない様に様々な方法で除草する。稲が大きくなるまでは雑草との競争が続く。 ※これが大変なので除草剤を撒いてしまう。 ※また「収量」を氣にして肥料を撒いてしまう。 秋、田の水を抜いて乾かしてから稲刈り、ハゼ掛け、脱穀で終了(この後田起こしする場合もある)
多年草化のお米作りは 水は年中は入れっぱなし 育苗無し、田起こしも代掻きも、田植えも無し 雑草が生えないので除草も無し! ここまでは何もやること無し!!! そして、8月から順次稲穂が熟すので「抜穂(収穫)」を始める。 これが3ヶ月程続き、最後に稲刈りをして藁を田に返して水を入れる。 この「抜穂」にとても手間が掛かる。


【稲の多年草化するためにはどんな環境が必要か?】

一も二もなく、兎に角、水の確保。 それと「不耕起・冬期潅水」栽培方法の学習が必要だと思う。 20cmの水深も必要(お話の中で5cmで大丈夫と) そして、「心持ち」がとても大事な氣がする。

小川誠さん(合資会社大家族)の指針

「和み農」 土と和み、生き物と和み、作物と和み、機械と和み、環境と和み、人と和んで、技能を磨き、神への祈りから始めて、神への感謝で終わる。

http://shin-daikazoku.sakura.ne.jp/hatakekensyukai/?page_id=93

【稲の多年草化の可能性】

とても可能性のある「稲の多年草化栽培」 一年目のみプロ(農家さん)にやってもらって二年目から素人でも大丈夫 今までキッチリ農作業していた農家さんからすると「手抜き栽培」とみられそうだが、このマイペースさが受け入れられば一氣に広がりそうな感じがする。特に高齢化の地域ではいいのでは無いか? 多年草化栽培は大規模栽培、機械化栽培には向かないが、自然栽培、自給自足を目指す素人にはとっても相性がいい。 また、不耕起冬期潅水にすると田に様々な生き物が生息するようになり、自然の力が増す。 稲の多年草化は、まだまだ始まったばかりでデータが殆どなく小川誠さんも手探りでやっている。 各地で実践して報告しあい、更にバージョンアップできれば画期的栽培になりそうだ!

小川誠さん(合資会社大家族)で、稲の多年草化栽培研修会を開催しています。 これは!と思う方は参加してみてください。

http://shin-daikazoku.sakura.ne.jp/hatakekensyukai/?page_id=26

不耕起冬期潅水について知りたい方は

新しい不耕起イネつくり 土が変わる田んぼが変わる [ 岩沢信夫 ]

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